2018/03/17基礎作り
何故、1枚塗りで出来る様になったかという事についてが、今回のお話です。
(その前に、念の為、お伝えしておくと、洗浄作業後のリンスでモップ拭きが足りないんじゃないかという事はありません、と言いますか、それ以上に残った洗剤は除去してます。)
先ず、ワックスの表面、目で見える部分だけを意識して洗浄していては駄目だという事を、再確認しました。既存ワックス内部まで考えて洗浄、ワックス塗布しなければ、短期的には上手くいっても、長い目で見るとワックスの中で色々な事が起こり始めるので、後になって、固くなったり、割れたりする事に対応出来なくなります。
洗浄するのに、表面だけ意識しててはコントロール不能になり、また、ワックスを2枚目塗る時なども、1枚目と2枚目の接点が溶け合ってしまい、これまた良い被膜が出来ずにコントロールが徐々に不能になっていきます。特に、剥離後の基礎被膜でこんな塗り方をしていると、どうしようもなくなっていきます。
目で見えない情報を、どうコントロールしていくかという事になります。どう管理していくか、ということです。こうやって計画的に考えていかないと長続きしない為、お客様に信頼を得ていく事は出来ません。
目に見えない部分、基礎被膜の部分をしっかり形成する事は、1枚塗りをする上では大前提になる事を把握していきました。
ワックス内部ポリマーの架橋が崩れていると、表面だけきれいに繕うとしても上手くはいきません。また、表面から崩れて、内部を侵していく事があれば、それはもう剥離のやり直しです。
例えば、組織で考えてみます。最初は、上手くいってるように見える組織も、内部が崩れていくと後で表面化していきます。内部で1人1人(ポリマー同士)がしっかり手(架橋)で結ばれておらずに外れていると、内部に不満要素があったり、内部が上から押し付けられてどうしようもなくなってるという事になります。これが悪化すると、上からの権力(~メーカー・~式・~システムの洗剤やパッド)で押し付けておいて、きれい事で(ワックスで)分からないように覆いかぶせようとしても、それは後々崩壊(剥離)する羽目になります。最悪なのが、汚れを上から重ねて内部に溜めていき、後で表面に黒ずみが浮き彫りになり、どうしようもなくなるなんて言うのは、正に、ワックス施工と一緒です。
こうなると、内部リークみたいな事があって、事情を知っているものが実はこうなんだよみたいのを公開されると、上部のまたその別の上の私利私欲という事が分かったりする訳です。
本当にもう、これは、ありとあらゆる事に当てはまると思います。
こうならないようにするには、1つ1つの作業にどんな意味があってどう影響を及ぼすのかを把握して、良い循環が回るようにしていく事が大事かと思ってます。酸化ではなく、還元していき、そして、膿を出していく事です。特に、初めの土台作り、基礎の部分をしっかりさせて運用していく事が大事です。
こうして目に見えない土壌を築いていく事は本当に骨の折れる作業ですが、これが出来て1枚塗りが出来るという事を、例を交えて今回は投稿致しました。